わんぷり第39話は「ニコエボリューション!」。ガオウが復活し、ニコが人型になり、いろいろストーリーが進む回です。
ハロウィンのお祭り感でクラスメートの登場もあり、楽しい雰囲気が良く出ていました。一方で後半ではガオウとこむぎの交流があり、緊張感もありつつガオウのことが少しずつわかる、コントラストがあって良い回でした。
ガオウとこむぎ
今回一番いいなと思ったのは、ガオウとこむぎの交流でした。
無邪気にオオカミについて話す何も知らないこむぎに、視聴者としては若干の緊張が走ります。ガオウは意外にも落ち着いていますが、しかし過去のオオカミに対する仕打ちについて人間を許していない感ははっきりと出ています。ちょっとそわそわしてしまいますが、でも人型のこむぎに対してすぐに敵意をむき出しにするわけではないところに少し安心します。
その流れでの、動物に好かれるガオウの描写と、ガオウがこむぎを助けるシーンはとても良かったです。本当は動物に好かれる良いリーダーだったことが窺えます。言わなくてもわかるような野暮なセリフもありません。とても印象的なシーンでした。
いらないシーンも...
全体としてとても良かったのですが、一点気になったのはこむぎがガオガオーンになりそうになるシーンです。敵に飲まれるところを自分と向き合って乗り越えるとか仲間に助けられるというのは昔からあるシーンですが、今回はあまり自分と向き合うという内容でもなくいろはが呼びかけるだけというちょっと浅い内容でした。
もしガオウに対して人間と動物の絆を見せるという意味であれば、その後のプリキュアとしての戦いの中で見せられていましたし、いっそこむぎのシーンは無い方がよかったのではないかと思います。
さいごに
今回はガオウが復活しこむぎたちと対峙するという重要回でした。それにふさわしい完成度の高い回だったと思います。
ただ、ちょっと惜しい部分もあったのは確かでした。わんだふるは脚本がとても良い回が多く、これはシリーズ構成の方の手腕だったりするのかなと勝手に思っています。ただシリーズ構成の方が担当する回だと、もしかしたら第三者からの良いレビューが無かったりするのかな?とも思ってしまいました。完全に勝手な考えですが。
ともあれ、終盤にさしかかってきたわんだふる、この後ガオウとどういう展開に進んでいくのか、楽しみです。
脚本:成田良美
演出:岩井隆央
作画監督:小澤誠/ノエル・アンニョヌエボ
美術:戸杉奈津子
絵コンテ:頂 真司