名探偵プリキュア!第六話は「奇跡のプリキットミラールーペ!」。あんなとみくるがピンチを乗り越えて絆を深めるとともに、新しい武器であるプリキットミラールーペを手に入れる回でした。
前回からの続きというプリキュアでは1年に数回あるかどうかという構成ですが、それくらい重要な回でした。前回も良い感じに引きを作ったので楽しみにしていましたが、それもあって正直微妙な回だなという印象です。
アバンの「前回のあらすじ!」」
良い言い方をすれば「思い切った」ですが、悪く言えば「挑戦しなかった」でしょうか。なんと前回のあらすじを伝えるという使い方でした。今年のシリーズ構成さんはアバンをあまり重要視していないように感じます。
前回をおさらいするというのは、もちろん前回見ていない人にとってはありがたいかもしれませんし、見ていた人にとっても思い出すのに役立ちます。それを今回のように「前回のあらすじ」として明示的にやるのもありですが、1つの芸術作品として捉えるとちょっと変です。せっかく視聴者を今回の話に引き込む導入なのに事務的に済ませてしまうというのももったいないと思います。
前回のあらすじコーナーとしても大きく失敗はしないですし、最悪というわけではないのですが、大事な回であるからこそもう少し挑戦してもらいたいなと感じました。
冗長なあんなの独白からの準解決シーン
前半ではあんながジェットに起きたことや気持ちを打ち明けるシーンがありました。
まず、セリフが大変冗長ですね。もう今さらではありますが。

そして、その後のジェット先輩のコメントからのあんなが気持ち的に一部解決してみくるを追いかけるまでの論理も謎でした。
二人はあべこべになってる。影響し合ってる。運命の二人。奇跡の二人。
どういうこと?そして、これを聞いたあんなは何を思ったのでしょうか?それもわかりません。そしてみくるを追いかけます。なんで?
テーマの締めも謎
戦闘中にあんながみくるに気持ちを正直に打ち明け、またみくるもあんなを一人にして悪かったと認識し、仲直りします。ここ自体は良いですが、それだったらもう少し「あんなは一人で寂しかった」感を出してほしかったですね。前回のアバンで一人暗い部屋に残ったのがその暗示ということでしょうか。うーん、ちょっと微妙な気もしますし、もう1,2回はあんなが寂しいと感じそうなシーンを入れた方がしっくり来ます。
そして、ニジーを倒した後の締めがまさかの「お供妖精」の話でした。いや、そこはプリキュアで締めてくれ〜〜〜!!2話連続でしっかり描いたのに、最後の戦闘でちょっと噛んできたお供妖精ごときが最後を持って行くな!脚本家さん、今回の5・6話は、お供妖精の話だったということで良いんですか?

その後の敵アジトの話が終わって本当に今回の最後のシーンである探偵事務所において。セリフで頑張って終わったことを整理してまとめているのはまあ置いといて。最後の最後はジェットとポチタンがじゃれあうシーンでした。マジでなんなんでしょうか。私が読み違えていただけで、この2話ってジェットとポチタンの話だったということでしょうか。高度すぎる。

その他
- 今回はやたらいとニジーがかっこよく描かれていました。後が無いとすごく言ってましたが、前回圧勝だったのになんであんなに追い詰められた雰囲気だったんでしょうか。心配性なんですかね。でも、前回はポチタンに負けたのに今回はプリキュア対策しかしていないんですよね。そこが彼の限界ということでしょうか。

- 戦闘中にポチタンとジェットが狙われますが、謎の黒い光に助けられます。妖精の危機感はもう少しあってよかったかなと。なんかさらっと過ぎて行きましたね。 今回がお供妖精の話ならなおさら 大事に描いてほしいですね。
- 戦闘で足場がない海だとプリキュアが不利になるという話でしたが、それなら足場が無くて不利なシーンを描いてほしい。ほんとになんでもセリフで進めようとしますね。
まとめ
前回がまあまあ良かったのでなおさら今回は残念に感じてしまいました。雰囲気は結構良かったんですが。セリフや話の展開、細部の表現や伏線などもぜひ頑張っていただきたいところです。
脚本: 村山 功
演出: 横内一樹
作画監督: 玖遠らぎ
美術: 小川佑太