わんだふるぷりきゅあ!第37話の感想:初々しい二人をうまく描く、だけではない非常に良い回

わんぷり第37話は「みんなで初デート!?」。いろはと悟の初デートのお話です。

初々しい二人にキャーっとなる回

今回は付き合いたての二人を見てキャーキャーする回でした。見てるこっちがソワソワしてしまう、そんな様子がとてもうまく描かれていたと思います。いろいろな場面で「はわーっ!」となって、完全にまゆと同じ目線で見させてもらいました。

そのまゆの描写も、視聴者の感覚と一致しているからこそかなりギャグ要素強めの描き方をしてもスベることなくとても面白く見ることが出来ました。

ただのデート回ではなかった

今回は初デートということで、その様子を描くというだけでも十分アニメとして楽しめるテーマだとは思うのですが、そこでもきちんと伏線やオチを入れてくるというのがさすがプリキュアです。

いつも通りじゃないことを肯定する悟

まず、水族館での悟のセリフに繋がる一連の流れについて。悟は冒頭からいろはを楽しませるためのデートプランを考えていたり、いつもと同じだとダメだろうかと悩んだりする様子が描かれています。一方のいろはは、いつも通りの自分でいようと頑張るが緊張してドキドキしてぎこちない会話になってしまう。普通に見ていれば "微笑ましいデート" で済んでしまうところなのですが、いろはがいつも通りいられないことが申し訳ないと悟に打ち明けるシーンが来ます。なあなあで終わらせるのかなと思ったら真正面からこの問題にぶつかってきました。さて、そこからどう落としていくのか?と思ったら、なんと悟から出たのは、緊張していつも通りじゃないことが嬉しい、という言葉でした。

これ、すごくないですか?

普通は「いつも通りじゃなくてもいいよ」とか言いますよね。別に悪くない、的な。でも悟は「いつも通りじゃないからいい」と言ったのです。これは冒頭から悟が "いつも通りと同じではいけない" と考えている様子を伏線として描いた上で、いつも通りじゃない様子を "悪くない" ではなく "良い" という評価に持って行くという。本当に神がかった脚本だと思います。

改めてですが、わんだふるは本当に脚本の力がすごいと思います。

複数キャラクターの成長

その他にも、ギャグ的に描かれるメエメエやこむぎの "わかってなさ" などがありましたが、これも最後にはちゃんと "相手の幸せを願ってこその親友である" ことをメエメエが学んだり、こむぎもデートは "ちょっと違う" ということをなんとなく知ったり、そうした細かいながらもそれぞれのキャラクターの成長が描かれていて、うまく作られているなと感心しました。

普通、これだけいろいろなことをやったら散らかってめちゃくちゃになりそうなものですが、ちゃんと面白く見られて、メインの見所のシーンもあって、そこまでの伏線もあり、さらに複数キャラの成長も描くという。わんだふるは本当に脚本の力がすごいと思います(再掲)。

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そして最後には

いろはが最後にはっきりと言います。名前で呼んでほしい、と。

あーーーーーー!!!!

よい!!!!!

脚本:井上美緒

演出:手塚江美

作画監督:青山 充

美術:徐 柱星

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